フリー、immedioでインサイドセールス高度化 顧客の熱量可視化でアプローチ精度向上

2025年8月25日19:02|ニュースCaseHUB.News編集部
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 フリーは、商談獲得の自動化とインサイドセールスの生産性向上を目的に、有効商談オートメーションツール「immedio」とハウスリストマーケティングツール「immedio Box」を採用した。8月25日、immedioが発表した。顧客の資料閲覧状況から商談につながる可能性を検知し、アプローチの精度を高める。オペレーションコストの削減にもつながっている。

 フリーはスモールビジネス向けに「freee会計」や「freee人事労務」などの統合型クラウドERPを提供している。従来、商談の日程調整には他社ツールを利用していたが、事業規模の拡大に伴いオペレーションコストが増大するなどの課題が生じていた。また、マーケティング活動においては、資料請求などを行った見込み顧客の質向上や、アプローチの優先順位付けに限界を感じていた。

 こうした背景から、新たなツールの検討を開始。immedioについては、フォームと連動したフローチャート機能や外部ツールとの連携の柔軟性、アカウント管理のしやすさを評価した。immedio Boxは、比較的低コストで導入できる点と、顧客の行動データを活用した高精度なアプローチが可能になる点に期待し、採用を決めた。

 immedioの導入により、顧客の属性に応じた柔軟な商談の割り振りが可能になり、従来発生していた日程調整時のトラブルが解消された。現場からもオペレーションが効率化され、コスト削減につながったとの声が上がっている。

 immedio Boxの活用で、インサイドセールスの架電オペレーションの生産性も向上した。顧客が閲覧した資料やページ、閲覧時間などから商談につながるシグナルを検知し、温度感の高い顧客を特定できるようになったためだ。これにより、アプローチの精度と成果が高まったとしている。また、ホワイトペーパー施策では、従来3回必要だった顧客のアクションを1回に短縮。顧客体験を向上させながら、スムーズな商談獲得につなげている。

 フリーのマーケティング担当者とビジネス基盤担当者は、「商談差配の柔軟性と顧客温度感の把握精度が向上し、インサイドセールスの活動効率が大きく改善した。資料閲覧データを活用することで、温度感の高いお客様を確実に見極められるようになり、アプローチの質が向上している。今後は活用範囲をさらに広げ、より多くの事業部で成果を創出していきたい」と話している。

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