オリックス生命保険が社内の業務基盤刷新の一環として、Notesのワークフロー機能の移行先に「intra-mart」を採用したことを2023年10月、NTTデータ イントラマートが発表した。
オリックス生命保険は、顧客視点で「シンプルで分かりやすい」「合理的な保障を手頃な価格で提供する」ことに重点を置いた商品ラインアップの拡充を進めている。一方で、事業拡大に伴い部署や業務ごとに独自のシステムを整備してきた結果、現場主導のアプリケーションが乱立する状況となっていた。また、従来使用していたNotesのサポート終了が迫っていたことから、長期的にビジネス環境の変化に対応可能な製品への移行を決断した。
intra-mart採用の決め手となったのは、①オンプレミス型のシステム環境を選択でき、セキュリティを担保できること、②国内ワークフロー市場で16年連続シェアNo.1の実績に基づく信頼感、③サーバーごとのライセンス体系により、ユーザー数課金と比べて費用が安価であることの3点だった。
導入の結果、オリックス生命保険はワークフローシステムをintra-mart上に集約し、ガバナンスを強化した。また、約100種類の紙ベースの申請書類による承認プロセスをデジタル化し、ペーパーレス化を促進。2023年7月末時点で月間申請数が2万1000件を超えるなど、着実に利用規模が拡大している。さらに、intra-martのポータルサイトを活用することで申請手続きの早期化も実現した。
オリックス生命保険は今後、外部システムとの連携によるユーザビリティ向上を図るとともに、ローコード開発の活用シーンを拡大し、より幅広い業務基盤を内製で整備していく方針だ。
ニュースリリースURL
https://www.intra-mart.jp/topics/006571.html