建設用仮設資材等の総合リース・レンタルを展開する日建レンタコムは、ITデバイスおよびSaaSの統合管理クラウド「Josys」と、実務代行を含む「Josys マネージド・サービス」を導入した。4月22日、ジョーシスが発表した。アナログな手作業を排除することで、IT推進業務の約30%にあたる月間48時間の工数削減を実現した。
日建レンタコムでは、ビジネスの拡大に伴い、従業員が利用するITデバイスやSaaSアカウントの管理が複雑化していた。従来、入退社や異動に伴うIT作業はすべて手作業で実施。繁忙期には月に約50件の対応が発生し、担当者がPCのキッティングや梱包・発送といった物理的な作業に忙殺されていた。本来のIT専門職としての業務に注力できないだけでなく、属人化によるアカウントの削除漏れといったセキュリティ上のリスクも課題となっていた。
複数のツールを検討するなかで、ジョーシスの採用を決定した。最大の決め手は、API連携ができないレガシーなツールについても、ジョーシス側が手作業で登録・削除等の実務を代行する柔軟なサポート体制だった。一般的なツールでは対応困難な「泥臭い現場の課題」に寄り添った解決策が示された点を高く評価したという。
導入の結果、PCのキッティングや配送業務で月30時間、アカウント管理で月18時間の工数削減を達成した。プラットフォーム上での一元管理により、退職者のアカウント削除漏れもゼロになり、ガバナンスが大幅に強化された。また、業務の標準化が進んだことで属人化が解消され、担当者の精神的な負担も軽減されている。
創出された時間は、社内での生成AI活用などの「攻めのIT投資」に充てられている。IT推進本部のメンバーは「AIパスポート」の資格を取得し、社内向けAIアプリの作成や自動応答の「AIヘルプデスク」構築に着手するなど、利益に貢献する組織へと進化を遂げている。今後は、自社で物理的な在庫を持たない効率的な運用体制の確立を目指す方針だ。