IT tower TOKYOは、警備と施設管理の高度化を目的に、アジラのAI警備システム「AI Security asilla」と人流データ活用プラットフォーム「asilla BIZ」を採用した。4月20日、アジラが発表した。暴力や侵入などの早期発見による強固な警備体制の構築と、人流の可視化による清掃や警備配置の最適化を同時に進めるという。安全性と利便性を向上させ、持続可能な次世代の施設運営を目指すとしている。
IT tower TOKYOは3月14日に開業した、池袋駅直結の地上27階建て超高層複合オフィスビル。施設と同名の合同会社であるIT tower TOKYOが運営を、アイングが管理を担う。こうした大規模複合施設では、常時隅々まで監視することに物理的な制約があり、警備業界全体の慢性的な人手不足も重なって、従来の人的警備を補完するテクノロジーの活用が急務となっていた。
こうした課題に対しIT tower TOKYOでは、一つのシステム基盤で警備と施設管理を同時に高度化できるアジラのソリューションを採用した。施設内に設置された防犯カメラの映像をそのままAI解析の入力元として活用し、効率的な空間のモニタリングを実施する。
具体的な運用としては、まず、AI Security asillaにより、館内や地下通路の防犯カメラ映像をAIでリアルタイムに解析。暴力や転倒、侵入などの異常行動に加え、徘徊や混雑などの注意行動を瞬時に検知し、施設の安全性を向上させるモニタリング体制を構築するという。あわせてasilla BIZを活用し、通行人数や混雑状況などの空間情報を可視化する。取得した人流データを施設運営の意思決定に組み込み、清掃業務や警備員配置の最適化、施設のサービス向上につなげる方針だ。
今回の取り組みを通して、総合ビルメンテナンス企業として多様な施設管理ノウハウを持つアイングの現場の知見とアジラのAI技術を融合し、実運用に即した効率的かつ持続可能な運営体制を確立するとしている。