オープンアップITエンジニアは、属人化していた商談記録の標準化とSalesforceへのデータ蓄積の効率化を目的に、ベルフェイスのSalesforce入力エージェント「bellSalesAI」を採用した。7月17日、ベルフェイスが発表した。導入から2カ月で1000件を超える商談記録の自動入力を達成した。営業活動の可視化を進め、将来的にはAIエージェントの活用を見据えた営業DXの推進を目指す。今回の取り組みにより、従来の入力負荷を軽減しながら均一な質のデータを収集できる体制を整え、営業担当者がコア業務に集中できる環境を構築する。
オープンアップITエンジニアは、設計や研究開発からITソリューション、テクニカルサポートまでを幅広く展開するエンジニア派遣大手である。同社の営業部門では顧客との商談情報をSalesforceに記録して管理していたが、入力作業の負担の大きさが課題となっていた。営業担当者によって記録の粒度や内容にばらつきが生じるなど属人化が進行しており、データが組織の資産として十分に活用されていない状況だった。また、将来的なAI活用を見据え、精度の高いデータを効率的に蓄積できる基盤の構築を迫られていた。
こうした課題を解決するため、同社は営業支援実績が豊富なベルフェイスのシステムを採用した。選定にあたっては、Salesforceとの高い親和性に加え、商談直後の音声や簡単なテキスト入力からAIが自動で適切な項目に分類して記録を作成する機能を評価した。
実際の運用では、営業担当者が商談終了後にbellSalesAIを活用して報告を行う体制を構築した。導入から2カ月という短期間で、自動化された商談記録は1000件を突破した。これまで入力に費やしていた時間が削減されたことで、営業担当者は顧客への提案活動など本来のコア業務に集中できる環境が整いつつある。記述内容の標準化により、マネジメント層による営業プロセスの分析やフィードバックの精度向上にも寄与している。組織内での商談情報の共有もスムーズになり、顧客ごとの状況変化にも迅速に対応できるようになった。
オープンアップITエンジニアは、今回の自動化で得られた成果をもとに、今後は全営業担当者への定着化をさらに進める方針である。蓄積した質の高いデータを活用し、今後はAIエージェントによる営業戦略の自動立案や次のアクションの推奨といった高度な領域への展開を目指す。人手不足に左右されない効率的な営業体制を確立し、さらなる事業拡大につなげていく。