アルティウスリンクは、社内システムおよび顧客向けサービスの運用監視とインシデント管理を担う基盤として、ユニリタのサービスマネジメントプラットフォーム「LMIS」を導入した。5月22日にユニリタが発表した。従来利用していた海外製ITSMツールの見直しにより、コストと運用面の課題への対応を進めた。
アルティウスリンクは、国内最大規模のコンタクトセンターをはじめとしたデジタルBPOサービスを提供している。同社では、全国100以上の拠点と約150のサービス基盤の運用管理に海外製ITSMツールを利用してきた。しかし、契約更新ごとに利用料が増加する契約形態や為替の影響により、ランニングコストが数年で当初の約2倍となっていた。また、多機能である一方で操作が複雑であり、利用が一部にとどまる状況も課題となっていた。
こうした状況を受け、既存のITIL準拠の運用を前提としながら、新たな基盤の検討を開始した。選定にあたっては、標準化されたプロセスに対応する構成や操作性、既存の監視ツール「Zabbix」や運用自動化ツール「Kompira」との連携を考慮し、LMISを採用した。
新基盤の構築は、既存ツールの契約期限に対応するため短期間で実施した。既存環境に蓄積されていた3万件以上のインシデントデータの移行を含め、約2カ月で構築を完了した。
構築は内製で進め、初期費用は従来ツール導入時の約5分の1となった。また、ランニングコストは従来比で半分以下となった。操作性の見直しにより、システム運用部門に加えて開発部門やインフラ構築部門にも利用が広がり、利用者は約100名となった。
運用面では、インシデント管理に加え、タスク管理などにも活用している。ダッシュボードにより障害状況の把握や対応状況の確認を行う運用としている。
今後は、分散しているIT資産情報の統合と構成管理機能の活用を進めるほか、リリース管理や変更管理など他のITILプロセスへの適用も検討する。また、蓄積データをMicrosoft Copilotで分析する取り組みも進める。