都筑製作所、磁気テープでバックアップをオフライン保管

2026年5月25日22:25|ニュースCaseHUB.News編集部
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 都筑製作所は、既存のバックアップおよび遠隔地保管体制に加え、arcserveの磁気テープを活用したバックアップデータのオフライン保管方式を導入した。5月22日にarcserve Japanが発表した。ネットワークから切り離した保管により、ランサムウェア対策の強化を図る。

 長野県に本社を置く都筑製作所は、自動車部品や建設機械用部品を製造する企業である。同社はバックアップ運用の内製化を進めており、2017年に統合バックアップ・リカバリソリューション「Arcserve UDP」を採用した。約63TBのサーバデータを自社で管理し、拠点間での相互バックアップ体制を構築した。さらに2019年には台風被害を契機として「Arcserve Replication」を導入し、県外データセンターへのデータ複製による災害対策を進めてきた。

 一方で、ランサムウェア攻撃によるバックアップデータの暗号化リスクへの対応が課題となっていた。同社はイミュータブルストレージの導入やネットワーク切断運用など複数の対策を検討した結果、運用実績があり管理しやすい磁気テープによるオフライン保管方式を採用した。

 導入にあたっては、「Arcserve UDP」のライセンスに含まれる「Arcserve Backup」のテープバックアップ機能を活用した。追加製品を導入せずに対応できる点を考慮した。

 運用面では、バックアップ速度と処理時間の見直しを行った。テープ装置の接続ドライバーを変更したことで、データ転送速度は毎分最大10GBとなった。また、フルバックアップと増分バックアップを組み合わせる方式とし、日次バックアップ時間は24時間超から17時間となった。

 現在は、各業務サーバのデータを日次でバックアップサーバに集約した後、テープへ転送している。データ容量は圧縮機能により約36%削減され、約40TBとなっている。テープはネットワークから切り離して保管する運用としている。

 今後は、社内教育や運用改善を継続しながら、事業継続性とデータ保護の向上に取り組む。

 都筑製作所経営企画室情報システム課課長の河西剛弥氏は、「データ保護は継続的な見直しが必要と認識している。生産への影響を抑えることを前提に、運用の改善を進めていく」と述べている。

ニュースリリース