JA横浜、生成AIプラットフォーム導入で渉外活動の効率化へ

2024年11月21日00:57|ニュースCaseHUB.News編集部
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 JA横浜は、渉外活動の強化を目的として、イマジエイトの生成AIプラットフォーム「AIフォワードハブ」を本格展開開始した。2024年11月20日、イマジエイトが発表した。

 JA横浜は、ChatGPTの登場以降、急速に普及が進む生成AIを業務に取り入れることで、業務効率の向上と顧客への提供価値の拡大を目指している。2024年4月には、選抜された渉外担当者18名を対象にAIフォワードハブを活用したアイデアソンを実施し、生成AIとの対話方法やプロンプトの設計方法を学んだ。11月からは組織全体に展開し、渉外支援や社内手続きの問い合わせ対応など、多岐にわたる業務での活用を予定している。

 AIフォワードハブは、堅牢なセキュリティ対策を備えたAIプラットフォームだ。入力内容が学習用データとして取り込まれたり、社外に情報が漏洩したりすることはない。使いやすいチャット機能、標準装備されたAIアプリ、高精度のRAG(検索拡張生成)機能により業務効率化を支援する。

 JA横浜では、アイデアソンで生まれたアイデアを汎用化するため、AIアプリを開発した。「ロールプレイボット」「会話共感ボット」「テレアポスキル向上ボット」などが実現され、利用状況に応じ継続的なブラッシュアップが行われている。また、アイデアソンでの成果を基に、JA横浜全体で汎用的に活用できる「生成AI利活用ガイドライン」を策定した。約50ページにわたり、AIを業務で使う際のポイントや注意事項、プロンプト例などがまとめられている。

 さらに、12月からはRAGを活用し、組織内に蓄積された膨大なマニュアルをChatGPTと連携させ、回答を得られるシステムを構築する予定だ。これにより、マニュアル検索や特定に費やす時間削減を目指す。対象マニュアルごとにインデックスを作成し、回答の参照元を出力するなど、精度向上のための工夫も凝らしている。JA横浜は、AIフォワードハブの本格展開により、渉外活動の効率化と顧客満足度の向上を図る。

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