JAL、Dataiku導入で顧客データ分析基盤を強化

2024年9月9日08:30|ニュースリリース公開日 2024年3月29日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 日本航空(JAL)は、DX戦略の一環として、AI/機械学習プラットフォーム「Dataiku」を採用した。2024年3月29日、Dataikuを提供するDataikuと、販売代理店の野村総合研究所(NRI)が発表した。JALはDataikuの導入により、顧客データ分析基盤を強化することで、顧客一人ひとりのニーズに合った価値提案の実現を目指す。

 JALでは、顧客一人ひとりの多様なニーズに合った価値提案と、カスタマーエクスペリエンス向上のため、顧客データの分析基盤強化が急務となっていた。Dataikuは、データサイエンティストとビジネスユーザーの双方をサポートするデータとAIの活用拡大のためのプラットフォーム。幅広いユーザーが日々の業務にデータとAIを活用することで、業務効率化や業務範囲拡大などを実現できる。

 JALはDataikuの導入で、分析担当者間における分析手法の統一化を進めた。航空利用だけでなく、日常生活におけるJALと顧客の接点を組み合わせ、大量データを横断的に分析できるようになった。これにより、蓄積されたビッグデータを活用し、顧客一人ひとりのニーズに合った最適なコンテンツを、適切なタイミングで提供できるようになる。

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Dataiku利用のイメージ

 具体的には「過去の渡航実績に基づく、お客さま一人一人の趣味嗜好を踏まえた新たな旅先のご提案」「JAL Mallにおける個人の購入実績に基づく、潜在的に興味のある商品を新たに紹介」などを想定している。

 なお本製品の導入は、NRIが担当した。JALの既存システム環境とDataikuを効果的に組み合わせることで、短期間で大規模システムの導入を実現した。

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