ジェーシービー(JCB)は、マネックス証券と協業し、クレジットカードで投資信託の買い付けができる「JCBのクレカ積立」の提供を開始した。システム基盤として、SP.LINKSが開発を支援した本人認証システムおよびAPI接続基盤を採用している。3月27日、決済代行事業を展開するSP.LINKSが発表した。クレジットカード認証の専門技術を活用することで、家族会員との判別や不正利用防止を徹底し、安全で利便性の高い資産運用環境を整備した。
JCBは自社カード会員向けに、資産形成の選択肢を広げる新たなサービスとして「JCBのクレカ積立」を企画した。証券口座とクレジットカードを連携させるこのサービスでは、カード会員本人のみが利用可能であるという厳格な制約がある。そのため、本人確認の精度と正確性がサービス品質を左右する極めて重要な要素となっていた。
システムの構築にあたっては、決済フローの構築実績と高度な認証技術を持つSP.LINKSの支援を受けた。今回のプロジェクトでは、JCBの会員向けサイト「MyJCB」とのAPI接続を実現し、証券会社側の顧客情報と突合させる機能を開発した。これにより、本人会員と家族会員を正確に判別する仕組みを構築。金融サービスに求められる堅牢なセキュリティを確保しながら、ユーザーが迷うことなく手続きを完了できるシームレスな認証連携を可能にした。
SP.LINKSは、これまで培ってきた認証技術の知見を活かし、本人認証フローの設計から開発、導入までを一貫してサポートした。今回の仕組みにより、不正利用の防止と利便性の両立という技術的課題を解決した。JCBにとっては、会員限定サービスの円滑な運用が可能になったほか、SP.LINKSにとっても、今後の他証券会社への横展開を見据えた拡張性の高い基盤構築につながっている。
JCBカード事業統括部門イシュイング本部イシュイング推進部長の伊藤隆氏は、マネックス証券におけるサービス開始にあたり、SP.LINKSが本人認証に関する技術支援という重要な役割を担ったと説明する。お客様が安全・安心に利用するためには、高度な認証技術と実運用を見据えた設計が不可欠であり、今回の尽力によってサービスを安心して提供できる態勢が整ったとしている。
また、マネックス証券執行役員プロダクト部長の實近晃雄氏は、本サービスを通じてJCB会員に新たな資産形成の選択肢を提供できることを喜ばしく思うと述べている。安心な取引環境を構築する上で、SP.LINKSの認証技術とAPI接続基盤は、セキュリティと利便性を両立させる極めて重要な役割を果たしている。今後も連携を通じて、より多くの人がスムーズかつ安全に資産運用を行えるよう努めていく。