JR東日本物流は、自社配送車両の安全推進と強化のため、Nauto Japanが提供するAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を採用した。10月16日、Nauto Japanが発表した。
首都圏のJR駅構内キオスクやコンビニエンスストアNewDaysに商品配送を行うJR東日本物流は、従来からドライブレコーダー内蔵デジタルタコグラフを活用した安全運転指導を実施していた。しかし、より高度な安全推進を実現するため、AIドラレコや車両管理ソリューションなどを比較検討した結果、ナウトが最適であると判断し、全車両への導入を決定した。
ナウトは、わき見検知、居眠り検知、ながらスマホ検知など、AIを活用した高度な安全運転支援機能を備えている。さらに、歩行者・自転車の検出、前方衝突のリスク検出など、先進的な機能も追加される予定だ。これらの機能により、ドライバーの運転行動を改善し、事故の削減とコンプライアンス遵守を実現する。
JR東日本物流は、年内中の全車両への導入を目指している。ナウトの導入により、事故原因の究明と再発防止、事故予兆のリアルタイム把握による未然防止を図る。また、ナウトのAIドラレコによる危険検知映像を活用したKYTの実施や、AIによる映像解析で数値化したベラスコアを参考に、効率的・効果的な指導や議論を行うなど、従業員とのコミュニケーションツールとして活用する。
JR東日本物流は、ナウトの導入を通じて、従業員とのコミュニケーションを強化し、安全文化を醸成することで、顧客と社会全体への安全・安心の貢献を目指す。