日揮グローバル、JUST.DBでトラブル事例DBを刷新 ナレッジ共有で品質管理強化

2026年7月28日18:50|ニュースCaseHUB.News編集部
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 日揮グローバルは、設計・調達・建設フェーズにおける品質管理と業務効率化を目的に、ジャストシステムのノーコードクラウドデータベース「JUST.DB」を採用した。7月28日、ジャストシステムが発表した。従来ツールの廃止に伴い、エンジニアが数十年にわたって蓄積してきたトラブル事例を集約したデータベースを刷新。国内外の拠点へ即座にナレッジを共有・活用できる体制を再構築した。

 日揮グループの中で海外の大規模インフラプロジェクトなどの設計・調達・建設(EPC)業務を担う日揮グローバルでは、完工までに5年程度を要することもあるプロジェクトの過程で得られる成功・失敗事例を貴重な財産と位置づけている。同社エンジニアリング本部電気計装システム部の計装グループでは、「同じ失敗を繰り返さない」という品質管理の根幹に基づき、トラブル事例データベースを長年運用してきた。

 しかし、従来活用していた管理ツールが全社方針で使用停止となり、後継として全社導入されたツールでは従来の操作性や機能を完全に再現できない課題が浮上した。これまでに築き上げたナレッジを確実に継承しつつ、品質管理に不可欠な承認担当者の記録が残る仕組みへ迅速に移行することが求められていた。

 こうした背景から、同グループは担当者1人でもシステム構築が可能な完全ノーコードのJUST.DBを選定した。プログラミング知識が不要で自由度が高い点に加え、旧システムの画面構成や操作性を再現できる拡張性、日本語・英語の多言語対応、さらにジャストシステムによる手厚いサポート体制を評価した。

 導入により、使い慣れた画面構成や操作性を保ちながら、権限設定や承認機能を有する高度なトラブル事例データベースの再構築を短期間で実現。約80名が活用する基盤としてスムーズな移行を果たした。また、重大な留意事項が発生した際にボタン一つで通知できる「フラッシュレポート」機能を新設したことで、従来のメールベースでの個別周知から即時性のある共有フローへ刷新。年間30件の新規レポートが創出されるなど、気軽に情報発信を行える環境が整った。

 日揮グローバル電気計装システム部計装グループは、「品質管理の根幹であるナレッジの蓄積と活用が、JUST.DBによって大きく前進した。承認記録が残る仕組みが整い、若い社員が自発的に動ける環境も生まれている」とコメントしている。同社は今後もJUST.DBを活用したナレッジ共有文化の定着を進め、海外事業を支える品質管理の強化を図る。

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