ソニー・ホンダモビリティ、新ブランド初の量産モデルにKDDIのグローバル通信プラットフォームを採用

2024年9月9日08:25|ニュースリリース公開日 2024年2月26日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ソニー・ホンダモビリティは、コネクティッドビジネスの推進を目的にKDDIと協業し、2025年に発売予定の新ブランド「AFEELA」初の量産モデルに、KDDIのグローバル通信プラットフォームを採用する。2024年2月26日、KDDIが発表した。

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グローバル通信プラットフォーム提供イメージ

 自動車産業は、Connected、Autonomous、Shared、Electricの「CASE」と呼ばれる4つの領域で技術革新が進んでいる。コネクティッドカーの新車販売台数は拡大傾向にあり、スマートフォンとカーナビを連携させるサービスなど、ニーズは多様化している。車は単なる移動手段ではなく、顧客ごとにパーソナライズされた車内環境や運転以外のエンターテインメント体験が求められている。

 ソニー・ホンダモビリティは、高級ブランドにふさわしいハードウェアと、AIを活用したAD/ADAS(自動運転/先進運転支援システム)、そして創造的なエンターテインメント空間としてのモビリティを追求している。AFEELAは、そうしたモビリティ空間の実現にあたり、大容量、低遅延の通信が不可欠なことから、KDDIのグローバル通信プラットフォームを採用した。

 KDDIのグローバル通信プラットフォームは、日本におけるKDDIの5G通信との接続に加え、各国通信キャリアが提供する5G通信に対応している。5G通信とグローバル共通のインターフェースの提供により、AFEELAが提供するゲームや映画などのエンターテインメントがより快適に、各国、地域共通の設計で体験可能となる。

 ソニー・ホンダモビリティ取締役専務の岡部宏二郎氏は、「AFEELAはプレミアムブランドにふさわしいハードウエアと、AIを活用したAD/ADAS、その上で創造的なエンタテインメント空間としてのモビリティを追求する。その実現のため、モビリティが定常的にネットワークに接続されていることが重要であり、これまでになかったような大容量、低遅延な通信が不可欠。ソニー・ホンダモビリティがグローバルで高品質なモビリティ・サービスを提供していくにあたり、効率的な運営を可能にするワールドワイドな通信ソリューションを重視している。今回はこうした思いからKDDIのグローバル通信プラットフォーム、および各地域のMNOとの強固な関係に期待している」と述べている。 

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