湘南学園、フルノシステムズの無線LANで安定した学習環境構築

2024年11月15日23:27|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 湘南学園はフルノシステムズの無線LANアクセスポイント「ACERA」シリーズと無線ネットワーク管理システム「UNIFAS」を採用し、学園内の通信環境をアップデートした。2024年11月15日、フルノシステムズが発表した。

 湘南学園は神奈川県藤沢市にある幼稚園、小学校、中学校、高等学校からなる総合学園。教育の情報化に取り組んでおり、2013年からICTとネットワークの整備を進めてきた。2013年度に無線LANを整備して以降、学習用端末を一斉につないだ際にトラフィックが捌き切れずに通信が止まる、遅延するといった課題が発生していた。中学校高等学校の校舎では2018年に一度ネットワークを見直したが状況は改善せず、2023年4月に小中高の全ての教室のアクセスポイントをACERAに入れ替えたことで、ネットワークを改善することができた。

 湘南学園は以前、1クラス36人の児童が使うことのできる共用のiPadを用意し、各クラス持ち回りで端末を使用していた。2024年4月からは小学校4年生以上の児童生徒が1人1台学習用端末を所持する体制が整い、多くの教科でICTを活用した授業が実施されている。

 小学校4年生以上の児童生徒は、学習用端末としてiPadを採用している。高校ではiPad以外の端末を使用する生徒もおり、BYODにも対応する。学習用ツールには「ロイロノート・スクール」や「Kahoot!」などを用いている。

20241115_shonan1.png
湘南学園のネットワーク構成イメージ

 小学校と中学校高等学校の各普通教室とオープンスペース、特別教室や体育館などに、合計約120台のACERAを設置し無線LANを構築した。UNIFASの導入により、ACERAの利用状況や死活監視はもちろん、管理者がACERAのチャネル設定などを最適化し、各教室の学習用端末が円滑に通信するよう設定できる。

 湘南学園の情報システム担当者は「ICTの活用が必須となる状況の中、通信の不具合で授業の進行が妨げられるという不具合は、必ず回避しなければならない。そのため、授業を止めない、盤石な通信インフラを構築するためのアクセスポイントを選びたいと考えていた。その期待にフルノシステムズは応えてくれていると感じている。子どもたちの学習の機会を妨げないアクセスポイントとして、信頼してACERAを利用している」とコメントしている。 

ニュースリリース