滋賀県草津市は、市のLINE公式アカウントで、粗大ごみ収集の申し込みとクリーンセンターへのごみ持込予約の受け付けを2026年9月1日に始めた。粗大ごみ収集の申し込みには、粗大ごみ収集申込受付システム「KANAMETO ECO(カナメトエコ)」を、持込予約にはLINEを活用した行政DXツール「KANAMETO(カナメト)」の予約機能を利用する。10月2日、提供元のtranscosmos online communicationsが発表した。開始から半月間で、LINE経由の粗大ごみ収集申込は151件、ごみ持込予約は333件だった。
滋賀県南東部に位置する草津市は、人口約14万2000人、約6万6800世帯を擁する。同市は2020年12月にLINE公式アカウントを開設した。2023年10月からはKANAMETOを活用し、市民のニーズに応じた情報配信に取り組んでいる。複数のリッチメニューをタブで切り替えて表示する「動的リッチメニュー」や、登録属性に合わせて情報を届ける「セグメント配信」などを利用している。LINE公式アカウントの友だち数は、2026年9月末時点で2万4000人を超えた。
粗大ごみ収集の申し込みやクリーンセンターへのごみ持込予約について、市民が市役所の営業時間にかかわらず手続きできるようにするため、草津市は2026年9月1日、KANAMETO ECOを導入した。粗大ごみ収集の申し込み、変更、キャンセルをLINE公式アカウント上で完結できるようにした。併せて、KANAMETOのオプションである予約機能を利用し、クリーンセンターへのごみ持込予約も同じLINE公式アカウントで受け付ける。
KANAMETOは、トランスコスモスとLINEヤフーの合弁会社であるtranscosmos online communicationsが開発・提供する、自治体・大学向けのLINE公式アカウント運用ツールである。行政情報の配信や予約受付などに利用され、300を超える地方自治体が有償で契約している。KANAMETO ECOは、LINEを通じた粗大ごみ収集申込の受付・管理に特化したサービスである。
粗大ごみ収集を申し込む市民は、LINE公式アカウントの基本メニューから「ごみの分別・持込予約」を選択し、粗大ごみ収集申込フォームに進む。郵便番号と住所を入力すると、該当地区の収集カレンダーが表示され、収集希望日を選べる。続いて、粗大ごみの分類や名称から処分したい品目を検索して数量を指定し、確認事項を確認する。住所、氏名、連絡先、排出場所などを入力して内容を確認・送信すれば、申し込みが完了する。
排出場所はGoogleマップ上でピンを留め、位置情報として登録できる。同一住所に複数の家屋がある場合にも、収集先をより正確に把握できるようにする。
クリーンセンターへ直接ごみを持ち込む場合も、LINE公式アカウントから予約できる。利用者はカレンダーから持込希望日時を選び、住所、氏名、連絡先、搬入車両の詳細、持ち込むごみの名称と数量などを入力して送信する。
市民は市役所の営業時間にかかわらず、LINE公式アカウントから粗大ごみ収集を申し込み、またはごみの持込予約を行えるようになった。従来の電話による申し込みや持込予約も継続して受け付ける。提供元によると、サービス開始後の2026年9月1日から14日までに、LINE経由で粗大ごみ収集申込を151件、ごみ持込予約を333件受け付けた。申込手段の追加に伴うトラブルはなく、順調に始まったという。