足利銀行、LIQUID Shieldで不正口座開設の防止を強化

2025年4月12日17:49|ニュースCaseHUB.News編集部
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 足利銀行は、不正口座開設のリスクを抑制するため、業界横断型の顔画像による不正検知サービス「LIQUID Shield」を導入した。4月10日、同サービスを提供するLiquidが発表した。

 足利銀行はこれまで、eKYCを活用した非対面型口座開設を通じ、利便性と安全性を両立した金融サービスの提供に取り組んできた。しかし、近年のサイバー犯罪手口の高度化に伴い、より厳格な本人確認対応が求められる状況となっている。この背景から、不正対策のさらなる強化を目的にLIQUID Shieldの採用を決めた。

 LIQUID Shieldは約3,000万件の業界共通データベースを基盤とし、取引時の本人確認情報をリアルタイムでモニタリングすることで、不正リスクの高い口座開設や取引を防止するサービス。たとえば、同じ顔画像で氏名や生年月日が異なる申請など、単独の金融機関では検知が困難な不正行為も見抜くことができる。

 足利銀行では、従来の目視審査に加え、LIQUID Shieldを使い不正対策を強化した。特に非対面受付が主流となるインターネット銀行など他金融機関のデータを活用できる点が評価された。同サービスは試験導入段階で実際に不正検知事例が確認され、業界横断型のアプローチが有効であることが実証された。

 足利銀行担当者は、「不正口座開設のリスクを効果的に抑制できると考えている。今回の導入は当行サービスのさらなる安全性向上につながる」とコメントしている。足利銀行は今後も、安全性と利便性を兼ね備えた金融サービス提供に努める方針だ。

ニュースリリース


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