LIXILは、公式通販サイト「LIXILストア」におけるクレジットカードの不正利用対策として、かっこの不正検知サービス「O-PLUX」を導入した。5月22日にかっこが発表した。決済時の不正注文の検知と運用負荷の見直しを進めた。
トイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しているLIXILは、2023年に複数のECサイトを統合してLIXILストアを開設した。その後、クレジットカードの不正利用が増加し、換金性の高い浄水カートリッジやシャワーヘッド、窓拭きロボットなどが対象となっていた。被害額は月間で数百万円規模となっていた。
従来は、受注担当者が日常業務と並行して、不審な注文の有無を目視で確認していた。確認作業には1日あたり30分以上を要していたほか、不正注文が集中した場合には出荷停止や関係部門との連携対応が必要となり、業務負担が増加していた。
対策の検討にあたり、実際の注文データを用いた検証を実施した。その結果、不正注文の検知率は97%とされ、検知理由の確認が可能である点も評価した。また、CSVファイルの取り込みによる運用が可能であり、システム開発を伴わずに導入できる点も考慮し、検討開始から約1カ月で導入を決めた。
導入後は、不正注文の検知と対応をシステムで行う運用とした。これにより、従来実施していた目視確認や電話による本人確認の作業を見直した。また、クレジットカード会社からの確認対応も減少している。
LIXILのCX部門カスタマーサービス統括部でグループリーダーを務める狩峰弘孝氏は、「ECにおける安全性の確保は重要な要素である。今後は事業者や関連企業間での情報共有も含め、継続的な対策が必要になる」と述べている。