Luup、Google Cloudで電動マイクロモビリティの安定運用基盤を構築

2024年9月9日07:50|ニュースリリース公開日 2023年7月24日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 Luupは、電動マイクロモビリティサービスの基盤としてGoogle Cloudを採用した。2023年7月24日、Google Cloudが情報を公開した。

 Luupは、「街じゅうを"駅前化"するインフラをつくる」というミッションを掲げ、電動マイクロモビリティを新時代の交通インフラとするべく事業を展開している。首都圏と中京圏、関西圏を中心に、電動マイクロモビリティのシェアサービスを拡充している。

 創業当初からGoogleやGoogle Cloudのさまざまなプロダクトを活用してきたLuupは、サービスの基盤となるクラウドサービスにも高い可用性、安定性、スケーラビリティを求めていた。

 LuupのCTOである岡田直道氏は、「レスポンスやレイテンシーは当社のサービスにとって非常に重要な要素だが、Firebaseを含めGoogle Cloudはマネージドサービスが充実しているだけでなく、これらのパフォーマンスに優れており、また可用性という観点でもとても信頼できると考えている」と述べている。

 Luupでは、サービスの安定運用にGoogle Cloudのマネージドサービスを活用している。具体的には、アプリケーション開発、実行環境のApp Engine、モバイル・ウェブアプリケーション開発プラットフォームのFirebase、NoSQLデータベースのCloud Firestoreなどを利用している。Google Cloudの採用理由としては、スタートアップならではのスピード感を実現する手軽さや柔軟性を高く評価している。岡田氏は、「Firebaseを活用することで、事業の立ち上げを決めてから実際に立ち上げるまで、スピード感をもって迅速に行うことが出来る。上手く行かなければ撤退も容易で、スタートアップが挑戦しやすい。Firebaseを始めとしてGoogle Cloudを活用することで、かなりよいトライアンドエラーが出来たと実感している」と述べている。

 Luupは今後、モビリティシェアリングを社会インフラとするために必要な「ポートの密度」「さまざまな身体条件の方が利用できる車種のラインナップ」「サービスの可用性と安定性」という3つの要素を強化していく方針だ。特に、サービスの可用性と安定性については、Google Cloudの活用により、鉄道のように、ポートに行けばいつでも乗れる状態の実現を目指す。