ベルリッツ・ジャパンがMicoCloudで予約獲得コストを半減

2025年1月6日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ベルリッツ・ジャパンが、LINEを活用したマーケティングプラットフォーム「MicoCloud」を導入し、LINE経由の予約獲得コストを半減させた。Micoworksが2024年12月23日に発表した。

 近年、グローバル化の進展や小学校での英語必修化を背景に、語学学習の需要が高まっている。2023年の語学ビジネス市場規模は前年度比102.3%の7841億円と、コロナ禍以前の水準に回復しつつある。

 一方で、生成AIを活用した語学学習アプリなど新たなサービスが登場し、語学スクールにはより高度なコミュニケーションスキル指導や、一人ひとりの目的や習熟度に応じた学習計画の提案が求められている。ベルリッツ・ジャパンでは、社会人向けのビジネス英語から子供向けの英会話レッスン、AIを活用したオンライン学習まで、多様な学習コースを提供しており、顧客のニーズに合わせた最適なコース提案が不可欠となっていた。

 こうした状況の中、見込み顧客との新たなコミュニケーション接点としてLINE公式アカウントの運用を開始した。より個別化されたコミュニケーションを図るため、LINEを活用したマーケティングシステムMicoCloudの導入に至った。導入目的は、LINE公式アカウント経由の体験レッスン予約数を最大化すること、LINEを通じて体験レッスン前後のコミュニケーションを一貫して行うことだった。

 導入にあたり、従来の体験レッスン予約申込に特化したLINE運用から、リッチメニューの改善や英語クイズといった楽しめるコンテンツ配信を開始し、顧客エンゲージメントを高めた。また、マーケティング部とインサイドセールス部が連携し、MicoCloudを活用してLINE公式アカウント上で体験予約から受講までのコミュニケーションを行う体制を構築した。これにより、ユーザーはLINE公式アカウント上で体験レッスン予約の申込だけでなく、予約後の日程調整や確認のやり取りも可能となった。

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LINEコミュニケーション施策

 MicoCloud導入後3ヶ月で、LINE経由の予約獲得コストが導入前と比較し約50%削減された。ベルリッツ・ジャパンのマーケティング部ユニットマネージャーである李氏は、「コミュニケーション施策の幅を大きく広げることができ、導入3ヶ月でLINE経由の予約獲得コストが半減するといった投資対効果の改善にもつながっている」と述べている。

 今後は、学習アドバイザーと既存受講生とのコミュニケーションにもMicoCloudの活用を広げる。具体的には、前回レッスンから間が空いている受講生に次回の案内を送ったり、レッスン後のフォローアップをLINEで行ったりすることで、受講生とのエンゲージメントを高めていく。

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