新学社、MicoCloudで保護者との接点を強化しLINE経由の入会率1.8倍に

2025年5月21日23:02|ニュースCaseHUB.News編集部
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 小・中学校の学習教材を出版する新学社は、家庭学習教材「月刊ポピー」の新規入会数向上と保護者とのコミュニケーション強化を目的に、「MicoCloud」を採用した。MicoCloudを提供するMicoworksが5月21日に発表した。

 新学社は、共働き世帯の増加により親子の関わり時間が減少する社会的背景を受け、保護者にとって身近な情報接点であるLINE公式アカウントを活用した情報発信の強化に取り組んできた。家庭学習教材「月刊ポピー」は、親子のコミュニケーションを促進する教材作りを強みとしており、子育てに関するコラムや家庭学習のポイントなども発信している。こうした中、より多くの見込み顧客と接点を持ち、家庭学習のサポートをきめ細かく行うため、LINEを活用したマーケティングプラットフォームであるMicoCloudの導入を決めた。

 MicoCloudは、LINE公式アカウントを高度に拡張し、顧客ごとに最適なコミュニケーションを実現できる点が評価された。導入プロセスでは、LINE登録時に子どもの学齢や興味関心をアンケートで取得し、その回答に基づいて教材の特徴や学習ポイントをパーソナライズして配信する仕組みを構築した。また、LINE限定の知育ゲームや教材体験コンテンツも提供し、保護者が子どもの学習イメージを具体的に持てるよう工夫した。

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LINE限定体験コンテンツで「ポピー」の学習イメージを具体化

 導入後の2025年4月には、LINE経由の入会率が前年同月比1.8倍に向上した。さらに、LINEからの入会者の継続期間は全体平均と比較し約5%長く、LINE経由の入会者はデジタル経由全体の約10%を占めるなど、重要なコミュニケーションチャネルとなっている。新学社は、MicoCloudを活用したLINEコミュニケーションにより、ポピーの教育体験や教材の価値に納得して入会する保護者が増えていると分析している。

 今後、新学社はポピーでの学習を継続的に深める伴走を行い、親子でコミュニケーションを取りながら学びを共有したい保護者のニーズに応え続ける。

ニュースリリース


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