アルバックテクノ、Microsoft 365で業務改革を本格始動 「見える化」で利益創出へ

2025年9月19日16:23|ニュースCaseHUB.News編集部
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 アルバックテクノは、全社的な業務改革を目的にディスカバリーズが提供するMicrosoft 365を活用した業務改革支援の本格導入を開始した。9月18日、支援を提供するディスカバリーズが発表した。Microsoft 365の利活用を最大化し、特定の部門から業務改革を進め、利益創出効果を全社に拡大することを目指す。

 真空技術を核とした事業を展開するアルバックテクノは、継続的な業務改善とデジタルトランスフォーメーション(DX)推進による企業競争力の強化を目指している。これまでもディスカバリーズの支援を受け、市民開発の推進に取り組んできた。

 市民開発推進では、関心を高めるための利用シナリオ紹介やハンズオン研修などを実施したところ、当初目標の100名を上回る参加者が集まり、従業員のリテラシー向上につながった。こうした取り組みによってDXの機運が高まり、全社的な業務改革を進めることになった。

 今後、ディスカバリーズは業務実態の可視化や課題整理、Microsoft 365やCopilotを活用した改善策の提案、実行支援をPDCAサイクルで支援する。単なる業務の棚卸しではなく、業務フローや負荷、属人化といった全体像を定量的に把握する「業務の見える化」を最も重要な出発点と位置づけている。

 今後は、特定の部門での業務改革で利益創出効果を示し、その成功事例を全社に広げていくことを目標に掲げている。ディスカバリーズは、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)推進を通じ、アルバックテクノのDX推進と企業価値向上に貢献し、現場主導の持続的な業務改善文化の醸成をサポートする。

 アルバックテクノ 生産統括本部 情報システム部長の高野広明氏は、「ディスカバリーズの支援で、従業員の業務効率化に向けた意識が高まったと実感している」とコメント。その上で、「Microsoft 365を熟知したプロフェッショナルな支援のもと、これまで見えていなかった業務の無駄を排除し、従業員の負荷軽減と利益創出につながる確かな業務改革を実現できることを期待している」と語った。

ニュースリリース