タスクは、インヴェンティットのMDM(モバイルデバイス管理)ソリューション「mobiconnect」を採用した。6月17日、インヴェンティットが発表した。従来行っていた台帳管理の手間や複雑化する運用の課題を解決し、モバイル端末の一元管理と情報漏えいリスクの低減につなげた。
栃木県に拠点を置くタスクは、生検針や注射針など医療用針の企画開発から製造、出荷までを一貫して手がける医療機器メーカーだ。売上の多くを海外市場への輸出が占めるなどグローバルに事業を展開している。同社では重要な技術情報や顧客情報を多数扱うため、セキュリティ体制の底上げを重要な経営課題と位置づけ、段階的な強化を進めてきた。
社内では営業担当者を中心にスマートフォンなどのモバイル端末をおよそ100台運用しているが、初期はシステムを導入しておらず、Excelによる台帳管理を行っていた。しかし、端末の台数が増加するにつれて最新情報の把握が困難になるなど運用の複雑化が顕在化。社外で利用するケースも多いことから、紛失や情報漏えいへの対策を含めた、より高度な管理体制の確立を迫られていた。そのような中、インヴェンティットからのネットワーク関連の提案をきっかけに、mobiconnectを選定した。
採用にあたり、他のMDM製品と比較して価格が抑えられていたコスト面のメリットを評価した。これに加え、Web上に運用に必要な情報が多く公開されており、導入後の情報へのアクセスが容易である点も選定の決め手となった。
mobiconnectの導入で、端末管理にまつわるフローやセキュリティ対応は改善された。管理画面の操作性やアプリ配信機能が使いやすく、新規登録や一括配布がスムーズに行えるようになり日々の運用負荷が軽減された。また、端末の紛失時には位置情報の確認や遠隔操作によるロックが可能となり、情報漏えいリスクの低減に成功している。さらに、会社が関知していないメッセージングツールやアプリケーションの利用を制御できるようになったことで、従業員が意図せず外部へ情報を持ち出してしまうリスクも抑制している。
今後は、携帯端末だけでなく製造現場で利用している端末も含めて組織全体のセキュリティレベルを引き上げていく。また、ネットワーク上の通信内容やデータの経路を可視化することで、より高度なデータ管理とセキュリティ対策につなげたい考えだ。
タスク情報・技術企画部情報システム課の小林泰次氏は、「業務を止めないことを前提にセキュリティ対策の強化を進めてきた。今後についても、まずはセキュリティ課題の改善や底上げを優先して取り組んでいきたい」と話している。