Neaton Auto、CADDiで14万件のデータ一元化 情報収集工数を最大70%削減

2026年7月30日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 Neaton Auto Products Manufacturing(NAPM)は、製造業AIデータプラットフォーム「CADDi」を採用した。7月28日、キャディが発表した。40年にわたり分散していた設計や品質管理などのデータ14万件以上を一つの基盤に集約し、情報収集にかかる工数を最大70%削減した。データ探索の手間を減らすことで、エンジニアが高付加価値な設計や検証業務に集中できる体制を整えている。

 米国で自動車部品サプライヤーとして多品種の部品設計や製造を手がけるNAPMでは、40年分におよぶ設計・生産データが複数の共有ドライブや複雑なフォルダ階層に分散して管理されていた。手書きメモを含むスキャン書類の所在特定が難しく、最新仕様の確認や部門間の情報共有に多大な手作業が生じていたため、エンジニアや品質管理担当者が情報収集作業に多くの時間を奪われる課題があった。また、調達部門でも過去の部品情報や価格データを活用しづらく、戦略的な調達活動に充てる時間が限られていた。

 こうした課題の解決に向け、開発や生産、品質、出荷などの各部門を一つの中央システムで繋ぎ、AI活用や迅速な意思決定を可能にするデータ統合基盤としてCADDiの導入を決めた。

 導入後は、製品生命周期管理(PLM)や基幹系社会システム(ERP)内のデータ、手書きメモを含むスキャン書類など14万件以上のデータを一つのプラットフォームへ集約し、エンジニアリング、品質管理、調達を横断するデータ基盤を構築した。図面や関連文書の一元化により、エンジニアの情報収集工数が40〜70%削減されたほか、品質保証(QA)関連の情報収集時間も約50%短縮。図面や設計メモ、QAシートを一箇所から参照できる環境が整い、利用ユーザー数は導入初期の30名から85名へ拡大している。

 NAPMでQA管理者を務めるBeth Crose氏は、「以前は必要な情報にたどり着くまでの手間がデータ活用の壁になっていたが、その障壁がなくなった」と述べている。またデザインエンジニアリング担当副社長を務めるNaomi Noda氏は、「導入の主な目的は調達能力の向上だった。調達での重要な課題は、利益率や顧客への提供価格に直結する部品コストの適正化にある。データ統合によりチームが本来注力すべき業務に時間を使えるようになっており、AI活用に向けたデータ基盤の整備を加速させていく」と話している。

 NAPMは今後、CADDi上でのサプライヤーや部品データの登録範囲を拡大し、見積効率とコスト可視化のさらなる向上を目指す。

ニュースリリース