クラシコム、データ基盤刷新で運用の属人化解消 意思決定や商品企画へ活用推進

2026年7月30日23:07|ニュースCaseHUB.News編集部
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 クラシコムは、データ活用体制の刷新に向け、primeNumberが提供するクラウドETL「TROCCO」を採用した。7月30日、primeNumberが発表した。データ運用の属人化を解消し、経営判断や商品企画にデータを活用できる体制を構築した。今後はガバナンスのもと、生成AIを活用したデータ活用の高度化を目指す。

 クラシコムはライフスタイルやECを軸に事業を展開する企業。同社はデータを共通言語として経営判断や商品企画に生かす組織文化を育んできた。2021年からはカスタマーサポートの対応履歴などをクラウドデータウェアハウス(DWH)「BigQuery」へ集約し、BIツール「Looker」によるデータの可視化や分析を進めてきた。

 しかしデータ活用の広がりとともにLooker側で担う処理が増加して運用が複雑化し、技術力を持つ特定の担当者に依存する属人化が課題となっていた。また基幹システム開発の内製化を進めるなかで、自社で担う領域と外部サービスを活用する領域の整理も必要とされた。そこで同社は、誰もがメンテナンスできる仕組みへの移行を目指し、データ基盤安定化プロジェクトを実施。データの抽出から変換処理の実行までを一元管理する基盤としてTROCCOを選定した。

 TROCCOの選定にあたっては、GUIによる直感的な操作性と、処理の異常を確実に検知・通知できる仕組みを評価した。

 導入後は、TROCCOとdbt連携機能を活用して複雑なデータ処理を整理した。エラーの発生頻度や影響範囲が改善したほか、専門知識を持つ特定の担当者に頼らず複数メンバーで運用できる体制を整備した。

 データ活用も進展している。経営会議では売上変動要因を把握できるダッシュボードや購買プロセスの進捗状況、継続購入顧客の割合などを可視化し、事業状況を捉える土台を構築した。現場では、SNS運用担当者が配信結果を翌日に確認するほか、顧客の購買行動分析からリピート購入につながりやすい商品群を特定し、商品配置の見直しや新たな商品企画の検討へつなげている。バイヤーの発注業務では、任意のタイミングで最新データをBigQueryへ即時反映できる仕組みを構築し、手作業の転記をなくして発注判断の正確性を高めた。

 今後は生成AIを活用し、社員が自然言語でデータにアクセス・分析できる環境を整備する。

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