日本ガイシ、NECの統合生産管理システム導入で製品生産の早期立ち上げを実現へ

2024年9月9日08:30|ニュースリリース公開日 2024年3月25日|ニュース
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hatebu

 日本ガイシは、NECが構築した統合生産管理システムを5月より稼働開始する。NECが2024年3月25日に発表した。

 近年、製品ライフサイクルの短縮化や顧客ニーズの多様化が加速する中、日本ガイシでは、研究開発から製品の市場提供までのスピードを一層早めることが求められていた。従来は、自社のIT要員がスクラッチ開発で製造現場のシステムを構築してきたが、多様な製品生産に対応する柔軟かつ迅速なシステム構築が課題となっていた。そこで、AVEVA社のMES(Manufacturing Execution System:製造実行システム)ソフトウェア「AVEVA Manufacturing Execution System」を活用した統合生産管理システムを導入しこの課題解決を図る。

 AVEVA Manufacturing Execution Systemは、食品、飲料、化学分野を中心に、グローバルで800社を超える導入実績を持つ。多様な製造設備とのインターフェースを備えていることに加え、ローコードツールによる開発が可能だ。これにより日本ガイシは、製造設備や業務プロセスの変更、他製品の製造ラインへ展開する際に自社のIT要員によるローコード開発で、柔軟かつ迅速なシステム構築、改修を実現する。また、製造現場のデータ分析、活用を容易にすることで、データドリブン型のものづくりを強化する。

 日本ガイシは、本システム導入により製品の試作から生産までの早期立ち上げを実現し、新たな事業、製品の創出を加速させる。まずは少量生産製品を取り扱う工場にて稼働を開始し、今後他の工場にも展開していく。

ニュースリリースのURL
https://jpn.nec.com/press/202403/20240325_01.html