京王プラザホテルは、NECの顔認証システム「NEC スマートホスピタリティサービス」を採用し、宿泊客のチェックイン業務を効率化した。2023年8月9日、NECが発表した。顔認証チェックインを導入するホテルとしては国内最大規模となる。
京王プラザホテルでは、宿泊客の増加に伴い、チェックイン時の待ち時間の増加が課題となっていた。ホテルスタッフがチェックイン業務に追われ、他の業務に手が回らない状況も発生していた。そこで、NECの顔認証システムを導入することで、チェックイン業務の効率化を図った。宿泊客は事前に専用アプリから宿泊者情報と顔情報を登録しておくことで、フロントに設置されたタブレット端末での顔認証により、スムーズにチェックインとカードキーの発行が可能となる。顔認証の代わりにQRコードでのチェックインも可能だ。
これにより、混雑時でもスムーズなチェックインが可能となり、顧客満足度の向上が見込まれる。また、ホテルスタッフは、他の業務に時間を充てることができるようになり、ホテル業務全体の効率化にもつながる。顔認証システムにはNECの生体認証技術「Bio-IDiom」が活用されている。顔情報の利用は登録した宿泊客に限定され、同意を得ていない宿泊客の顔情報は保持、照合されない。
ニュースリリースURL
https://jpn.nec.com/press/202308/20230809_03.html