大垣共立銀行は、業務効率化や生産性向上を目的として、NECの生成AIサービスを活用した実証実験を開始した。同行は、デジタルテクノロジーを活用した先進的な取り組みを通じ「新たな価値の創造」や「業務効率化」を目指しており、その一環として生成AIの導入を決めた。NECが2024年3月25日に発表した。
今回、大垣共立銀行はNECの生成AIサービス「NEC Generative AI Service Menu」を採用した。 本サービスで提供している「Microsoft Azure OpenAI Service」の生成AI「ChatGPT」を活用する。Azure AIサービスは、厳格なセキュリティ基準のもとに運用さ
れており、入出力情報を適切に管理し入力した情報が二次利用されることなく生成AIを活用できる。
具体的には、NECの生成AI専門組織「NEC Generative AI Hub」と、大垣共立銀行、同行グループの共立コンピューターサービスが共同でワーキンググループを立ち上げる。生成AIの理解度向上や今後の活用方法、ユースケースの検証などの実証実験を行い、同行の社内業務を中心に生成AIを活用していく。
活用が予定されている業務は以下の通り。
・社内業務などの問い合わせ
・業務上の文書作成、要約、翻訳
・マクロやプログラムなどのコード作成
今後は、NECが開発した高い日本語性能を有する軽量な生成AI「cotomi」などの導入を含め、利用範囲拡大や機能拡充などの検証する予定だ。
ニュースリリースURL
https://jpn.nec.com/press/202403/20240313_02.html