経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、生成AIの開発力強化を目指す「GENIAC」プロジェクトにおいて、基盤モデル開発の計算資源提供者としてマイクロソフトを選定した。これにより、GENIACプロジェクトではMicrosoft Azureが利用されることになった。日本マイクロソフトが2024年2月2日に発表した。
経済産業省とNEDOは、「GENIAC」プロジェクトを通じて、産業活動や国民生活に大きな影響を与えると考えられる生成AIの開発力を強化することを目指している。今回、マイクロソフトが選定されたことで、同社のクラウドプラットフォームであるMicrosoft Azureが、基盤モデル開発のための計算資源として活用されることとなる。
マイクロソフトは、最新のGPUであるNVIDIA H100を搭載したGPUを「ND96isr_H100_v5」として提供する。このGPUは高速ネットワークInfiniBandも搭載しており、一般的なクラウド基盤よりも高速な処理が可能となる。
マイクロソフトは、これまでにも多くの企業や団体に対し、生成AIの利活用支援を行ってきた。今回の選定を受け、AI開発の支援だけでなく、NEDOと連携して開発されたAIの社会実装や利用に必要な支援も行っていく。
ニュースリリースURL
https://www.meti.go.jp/press/2023/02/20240216004/20240216004.html