ポケトーク、グローバル事業拡大に向け経営管理と内部統制強化 NetSuiteを採用

2024年9月9日08:50|ニュースリリース公開日 2024年7月17日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ポケトークはグローバル市場での事業拡大を目指し、経営管理と内部統制を強化するためにオラクル(Oracle)のクラウドERP「Oracle NetSuite」を導入した。7月17日、日本オラクルが発表した。法規制に対応した経営管理を効率的に行い、急速な事業成長にも柔軟に対応できる事業基盤を整えたという。

 同社は約80以上の言語でリアルタイム翻訳機能を提供する翻訳機とソフトウェア・サービスを開発してきた。現在は、日本、米国、オランダの3拠点に加え、欧州、アジアでの市場開拓を加速している。

 こうした背景から、近年、新規株式公開(IPO)や将来の事業拡大に対応できるシステムの構築を模索してきた。従来のシステムではデータの整合性を保つことが難しく、新規株式公開(IPO)の監査に時間とコストがかかり過ぎる可能性を懸念していたという。また、複数のシステムや表計算ソフトを利用していることで、業務やレポート作成における工数の負担、コーポレート・ガバナンスにおける透明性と正確性にも課題を抱えていた。

 NetSuiteの導入により、販売、仕入れ、在庫、請求、自動仕訳をシームレスに連携することが可能になり、アクセス権限や監査証跡機能、ワークフロー承認機能により、データ改ざんなどのリスクを軽減。内部統制が強化され、IPO監査にかかる時間を短縮できると見込む。

 ポケトーク代表取締役会長兼CEOで親会社のソースネクスト代表取締役会長兼CEOも務める松田憲幸氏は「株式上場を視野に入れた当社の急速なビジネス成長とグローバル展開を支えるためには、拡張可能なビジネス・システムと法規制への対応が必要だった。NetSuiteはスタンダードなクラウドERPで、多言語、多通貨、多国籍法規制に対応している。世界各国でのビジネスを一つのシステムで管理できるため、よりグローバルにビジネスを展開するにあたり、業務の効率化を図ることができる」とコメント。また、急成長中の同社事業に、NetSuiteの拡張性と柔軟性の高さがフィットするとも評価した。

ニュースリリースURL
https://www.oracle.com/jp/news/announcement/pocketalk-business-growth-with-netsuite-2024-07-17/