エン・ジャパン、New Relic導入で「エンゲージ」のサービス品質向上と事業成長を加速

2024年9月9日08:30|ニュースリリース公開日 2024年3月5日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 エン・ジャパンは、社員、バイトの求人サイト「エンゲージ」において、オブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を導入した。New Relicが2024年3月5日に発表した。

 エン・ジャパンの「エンゲージ」は、企業向け採用支援ツール「engage」と、求職者向け求人サイト「エンゲージ」から構成される。求人をしたい企業はコストをかけずに採用ホームページを開設し、求人掲載から応募者管理、採用までを一貫して行えるサービスとして支持を拡大している。エンゲージは、2024年2月時点で約60万社、求人掲載数は158万件を超え、求職者会員数は337万人を超えている。

 エン・ジャパンでは、エンゲージを投資事業の中核に位置づけ、2023年に発表した中期経営計画において「5年で10倍のビジネス成長」を掲げている。この目標達成のため、アプリケーション開発の内製化、エンジニア増員を進めるとともに、エンジニア組織全体でオブザーバビリティプラットフォームNew Relicの活用を推進している。

 エンゲージは現在、マイクロサービスアーキテクチャを採用したモダンなコンテナアプリケーションへのリニューアルを進めており、より高い信頼性とスケーラビリティを備えたサービス基盤への見直しを同時に進行中だ。このような状況下で、New Relicの導入は、エンゲージのサービス提供におけるトラブルシューティングの迅速化と、これまで見えなかった不具合の解消に大きく貢献している。

 New Relicによるアプリケーションプロセスやインフラ全体の可視化、さまざまな観測データは、アプリケーション開発チームとプラットフォームチームが協力し、問題解決とサービス品質の向上に取り組むための「共通指標」となっている。部門を超えた情報共有と協力体制の確立、対応フローの円滑化により、インシデント対応工数は半分以下に削減された。さらに、エンジニア組織の拡充やシステム投資に関する意思決定に必要なデータも提示できるため、経営、ビジネスサイドからもNew Relicの有用性が評価されている。

 エン・ジャパン VPoEの小澤正幸氏は、「ビジネス規模を10倍に成長させるためには、アプリケーションとサービス基盤が10倍のトラフィックを支えるスケーラビリティと信頼性を備えなければなりません。New Relicによるアプリケーションプロセスやインフラ全体の可視化と様々な観測データは、これらを着実に改善し、エンゲージというプロダクトを理想の姿に近づけていくために重要な指標を示してくれます」とコメントしている。 

ニュースリリースURL
https://newrelic.com/jp/press-release/20240305