兵庫県、財務会計システムと外部サービス連携で調達・支払業務を効率化

2024年12月16日10:44|ニュースCaseHUB.News編集部
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 兵庫県は、NTTデータ関西が提供する総合財務会計システム「財務会計MASTER」とインフォマートの「BtoBプラットフォーム 請求書」および「BtoBプラットフォーム TRADE」を連携し、電子請求サービスを導入する。12月12日、両社が発表した。

 兵庫県では、2023年2月に策定した「新しい働き方推進プラン」に基づき、柔軟で多様な働き方を推進している。その一環として、ICTを活用した業務改革によるペーパーレス化、ストックレス化にも取り組んでいる。しかし、物品等の調達および支払事務の多くは紙媒体で行われているため、担当者の在宅勤務などの多様な働き方の阻害要因となっていた。また、紙の請求書による事務処理は、担当者が財務会計MASTERに登録した入力ミスのチェックや修正に時間を要し、事務効率の低下にもつながっていた。

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財務会計MASTERとBtoBプラットフォームを連携した電子請求の流れ

 兵庫県は、これらの課題を解決するため、財務会計MASTERと連携し、ペーパーレスかつ効率的な調達、支払事務を可能にするサービスの導入を決めた。財務会計MASTERがBtoBプラットフォーム 請求書およびBtoBプラットフォーム TRADEと連携することで、財務会計MASTER上で、発注から請求、支払いまでの一連の処理を完結し、ペーパーレスかつ効率的な調達・支払事務手続きを実現する。ペーパーレス化による多様な働き方の推進に寄与するほか、データ連携によって担当者の入力、チェック業務が大幅に軽減され、書類整理も不要になるなど事務効率化の効果も期待できるとしている。

 兵庫県会計課は、「本サービスをご利用いただく事業者にとっても効果を実感していただけると考えており、今回のサービス導入が、本県と事業者の双方における事務効率化に繋がることを期待している」とコメントしている。

ニュースリリース(NTTデータ関西)

ニュースリリース(インフォマート)