NTTデータグループ、社内システムの利用状況を可視化 従業員体験向上へ

2025年12月4日00:22|ニュースCaseHUB.News編集部
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 NTTデータグループは、社内システム改革プロジェクトの一環として、従業員体験(EX)の向上と業務効率化を目的に「Pendo」を採用した。12月3日、ソフトウェア体験管理プラットフォームを提供するPendo.io Japanが発表した。従業員が利用するシステムの利用状況を可視化し、業務プロセスの改善やIT投資対効果(デジタルROI)の把握につなげる。

 NTTデータグループは、世界50カ国で事業を展開し、約20万人の従業員を擁する国内最大手のITサービスベンダー。国内ではビジネスパートナーを含む約12万人に対して社内IT環境を整備している。システム基盤の開発・運用やヘルプデスク業務に加え、ServiceNowやSAPといったクラウドサービス、さらには120を超える社内システムを提供しており、全従業員の業務体験の最適化に取り組んでいる。

 今回のPendo採用により、従業員による各種システムの使用状況をデータに基づいて可視化する。これにより、業務プロセスにおけるボトルネックを特定して改善につなげる狙いだ。また、IT投資の効果を「デジタルROI」として把握できる仕組みを構築し、システム環境の継続的な改善サイクルを確立する。

 初年度は一部の社内システムにおいてPendoの活用を開始する。得られた成果を踏まえて、今後は全社的な展開を検討していく方針だ。

ニュースリリース