NTTデータ、Project GAIAで世界最大規模のServiceNow基幹システム運用開始

2024年9月9日08:35|ニュースリリース公開日 2024年4月26日|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 NTTデータグループが従業員体験向上と顧客価値創出を目指し、世界最大規模のServiceNow基幹システムの運用を開始した。4月26日、同社が発表した。

 NTTデータグループは、社内変革プロジェクト「Project GAIA」の一環として、ServiceNowを採用した新基幹システム「GAIA.fin」の運用を開始する。このシステムは、ServiceNowのローコードプラットフォーム「App Engine」を活用し、社内業務システムを統合した一元的なフロントエンドを構築している。開発規模および実行環境としては、ServiceNowを活用したシステムとしては世界最大規模となる。

 新システムの導入により、NTTデータグループは事業の意思決定プロセスと財務プロセスにおける機能とデータの連携統合を実現し、業務効率化と柔軟性の向上を目指す。具体的には、グループ業務の標準化・効率化、意思決定から財務処理プロセスへのデータ連携による自動化、プロジェクトの意思決定プロセスと連動したフォーキャストの自動化・精度向上などを実現する。

 また、財務会計と管理会計の一部機能統合によるシングルインプット化や情報提供の迅速化、電子請求や経費精算などのペーパーレス化、経理アラート機能の充実化による誤謬・不正防止なども図る。

 NTTデータグループは、このプロジェクトを通じて約700名のエンジニアを育成した。これらのエンジニアは、ServiceNowおよびローコード開発ビジネスの拡大に対応し、顧客のデジタルトランスフォーメーションと従業員体験向上を支援するスペシャリストとして活躍する予定だ。

 新システムは4月初旬に一部サービスの運用を開始し、5月初旬には全面的な運用を開始する予定。今後は国内グループ会社にもサービスを展開し、グループ全体での業務効率化と顧客価値創出を目指す。

ニュースリリースURL
https://www.nttdata.com/global/ja/news/topics/2024/042601/