ソニーネットワークコミュニケーションズは、格安SIM・格安スマホサービス「NUROモバイル」において、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」の「ニ方式」を採用した。3月25日、LIQUID eKYCを提供するLiquidが発表した。本人確認審査を自動化することで、申し込みからeSIM開通までに要する時間を大幅に短縮し、ユーザーの利便性向上を図る。
NUROモバイルは、ユーザーのライフスタイルに合わせた多様な料金プランを展開するモバイル通信サービスだ。Web申し込みに特化した販路を持つため、オンライン上での手続きの簡略化と、法規制への厳格な対応を両立させることが課題となっていた。
同サービスでは2025年10月から、マイナンバーカードのICチップ読み取りと暗証番号を利用する公的個人認証(JPKI)を先行して導入していた。今回のニ方式の追加により、マイナンバーカードに限らず運転免許証などの多様な本人確認書類を用いたオンライン認証が可能になる。ニ方式は、書類のICチップ読み取りと容貌撮影を組み合わせた方式で、携帯電話不正利用防止法施行規則に準拠している。
LIQUID eKYCの採用にあたっては、シンプルで直感的なユーザーインターフェースによる優れた操作性と、安定した動作を評価した。また、AI審査などの高度な自動判定技術により、本人確認業務の低コスト運営が期待できる点も決め手になった。
導入の効果として、これまで1〜2日程度を要していた本人確認審査が自動化され、最短10分でのeSIM開通を実現した。また、従来主流であった「ハ方式」のように、書類の厚みを撮影する手間が不要になる。これにより、ユーザーの申し込み離脱率を抑制するとともに、バックオフィスにおける審査工数の削減を支援する。