和漢は、かっこが提供する不正検知サービス「O-PLUX」を採用した。1月7日、かっこが発表した。サプリメントや医薬品を販売するECサイト「和漢の森」において、不正転売やクレジットカードの不正利用への対策を強化した。導入後2か月で出荷前のキャンセル率が約半減するなど、広告投資効率の改善や業務負荷の軽減につなげている。
和漢は2018年創業のD2C企業で、漢方の考えをベースにしたヘルスケア製品を展開している。同社では2年ほど前から、架空住所を用いた不正注文や初回購入を狙った転売行為が増加し、経営上の課題となっていた。従来は不審な注文に対し個別に電話確認を行っていたが、確認作業の負担が大きく、受注しても出荷できないケースが増えたことで広告投資効率が悪化していた。
O-PLUXの採用にあたっては、不正転売とクレジットカード不正利用の両面を一つのサービスで包括的に対策できる点を評価した。また、すでに導入していたチャットボットサービス「GENIEE CHAT」および「BOTCHAN」とAPI連携が可能で、審査の自動化を実現できる点も決め手となった。
導入の効果として、出荷前のキャンセル率は導入前と比較して約2か月で半減した。さらに、段階的に自動化を進めたことで、不正対応に要する工数も大幅に削減された。導入初期はCSV連携による運用だったが、現在はAPI連携により受注前に不正注文をブロックする体制を構築。これにより、対応工数は従来の20%程度まで軽減された。
現在は、同社の状況に合わせた審査条件のカスタマイズを進めており、不正対策の最適化を通じてLTV(顧客生涯価値)の向上を目指している。今後は自社サイトの不正傾向の可視化を継続し、顧客が安心して利用できる環境整備をさらに推進する。
和漢CRM部の田中英貴氏は、「O-PLUXを導入したことで自社サイトの不正注文の実態が明らかになり、具体的な改善につなげることができた。不正対策を最適化することは結果としてLTVの向上にも寄与すると考えている。今後もブランドを確立し、事業成長を実現していきたい」と話している。