Osaka Metro、RISE with SAPでクラウドERPに移行　データドリブン経営の基盤に

　大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）は、経営改革を支えるシステム基盤として、SAPのクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするクラウドソリューションの包括的オファリング「RISE with SAP」を採用し、4月から本格的に活用している。6月26日、SAPジャパンが発表した。意思決定に必要な情報を必要な時に提供でき、業績向上に寄与するデータドリブン経営の基盤として機能させたい考えだ。

　Osaka Metroグループは、大阪市交通局の民営化により発足した2018年からSAP ERPを活用してきたが、経営データの一元管理や将来にわたって活用可能なDX基盤の整備が必要だという課題意識の下、基幹システムのクラウド移行を決断。グローバルで導入実績が豊富な「SAP S/4HANA Cloud Private Edition」を採用した。

　システム構築はSAPコンサルティングが担当し、業務をSAPの標準プロセス・機能に合わせる「Fit to Standard」の手法で進めた。プロジェクト責任者が主導して業務フローを見直し、アドオンを当初の想定から80％削減。開発工数やコストを抑えることで、SAP S/4HANA Cloud Private Editionへの移行をわずか1年で実現したという。

ニュースリリースURL
https://news.sap.com/japan/2024/06/0626-osaka-metor-rise-golive/