Patentfield、特許調査・分析分野の即戦力人材確保に「re:shine」活用

2025年6月4日18:09|ニュースCaseHUB.News編集部
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 Patentfieldは、特許調査・分析サービスの事業拡大と即戦力人材の確保を目的に、フリーランスと企業をつなぐマッチングプラットフォーム「re:shine」を活用し、トランジション採用を導入した。re:shineを提供するメタップスホールディングスが6月4日に発表した。

 PatentfieldはAIを活用した特許調査・分析プラットフォームの開発・提供を行っている。従来、同社は業務委託による人材採用を進めてきたが、仲介業者の手数料が高額な上、プロジェクト要件に合わない人材が機械的に紹介されるケースが多く、エンジニアのスキルや意欲が正確に伝わらない「ミスマッチ」が頻発していた。結果として、高額な委託費用が無駄になる事例も発生していた。さらに、面接や書類選考だけでは候補者の能力や業務適応力を十分に把握できず、採用に対する懸念があった。

 こうした課題を受け、Patentfieldは低コストでフリーランスエンジニアの採用が可能なre:shineの利用を決めた。re:shineはエージェントを介さず、企業とフリーランスが直接つながることで透明性を高め、稼働連動型で5%というリーズナブルな料金体系を実現している。加えて、事前にスキルを確認した上で社員登用ができる「トランジション採用」の仕組みが、同社の採用戦略に合致した。

 トランジション採用は、フリーランスが一定期間業務委託として参画し、企業と本人の合意のもとで正社員に転換する新しい採用手法。実務を通じて候補者の能力や適性、会社との相性を深く確認できるため、ミスマッチが少なく、採用後の定着率向上や即戦力化が期待できる点が導入の決め手となった。特許というニッチな分野において、専門性や課題意識を持つ希少人材をまず業務委託で受け入れ、業務を通じて事業貢献のイメージが具体化したことで、正社員としてのオファーを行った。

 エンジニアが能動的かつ主体的に案件を選び、積極的に参画意欲を示す点がトランジション採用の特徴。エンジニアと企業が直接面談を重ねることで、業務内容や職場の雰囲気、人柄などを相互に確認でき、心理的なハードルが下がったという。業務委託期間中も、必要な知識や情報の共有が積極的に行われ、スムーズなスキル習得と事業貢献につながった。

 re:shineの導入効果として、即戦力人材のスピーディーな確保や採用ミスマッチの解消、採用コストの削減が挙げられる。さらに、フリーランス側も業務を通じて企業文化やチームの雰囲気を理解しやすく、安心して正社員転換を検討できる環境が整った。Patentfieldは、re:shineのプラットフォームがエンジニアとの直接的なコミュニケーションや、事業にコミットできる人材との出会いに寄与している点を評価している。

 今後、Patentfieldは生成AI技術を駆使した特許調査・分析サービスの高度化を目指し、LLM開発やAIエージェントの強化を進める。これに伴い、AIエンジニアやWeb開発エンジニアなどの採用を強化し、re:shineを通じてさらなる優秀人材の確保を図る方針だ。

ニュースリリース


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