インテージ、流通データ統合・分析サービス「POS-is」のデータ基盤にSnowflakeを採用

　インテージが流通データの統合・分析サービス「POS-is」のデータ基盤にSnowflakeを採用した。インテージは、消費財メーカーの営業部門向け流通データ統合・分析サービス「POS-is」において、データクラウド企業Snowflakeのプラットフォームを採用した。この導入により、POSデータの効率的な管理と安全な環境下での分析が可能となり、消費財メーカーの営業部門における提案力強化を目指す。

　POS-isは、インテージが保有する全国小売店パネル調査（SRI+）、全国消費者パネル調査（SCI）、商品・店舗マスタと、消費財メーカーが保有するPOSデータを組み合わせたPOS分析環境を提供するサービスだ。営業担当者は、このサービスを通じて生活者の行動パターンや価格動向から新たな提案を行うことができる。

　Snowflakeのプラットフォームは、POS-isのデータ基盤として採用された。POSデータのクレンジング・統合やインテージデータとの連携を実現し、効率的なデータ管理を可能にした。また、ガバナンス面では、各顧客の環境内で基盤を構築した上で、Snowflakeのデータ共有機能「Snowflake Secure Data Sharing」を活用。これにより、POSデータなどの顧客データを外部に提供することなく、安全に管理することが可能となった。

　インテージは、Snowflakeの採用により、データの安全性を確保しつつ、消費財メーカーの営業部門に対してより高度な分析環境を提供することが可能になると期待している。今後は、このデータ基盤を活用し、顧客企業の営業活動の効率化や意思決定の迅速化を支援していく方針だ。

ニュースリリースURL
https://www.intage.co.jp/news_events/news/2023/20231107.html