オリックスは財務系基幹システム刷新のため、日鉄ソリューションズの財務管理システム「ConSeek TM」を採用した。2024年11月7日、日鉄ソリューションズが発表した。
オリックスは、財務部における資金取引やデリバティブのキャッシュマネジメント、会計、リスク管理業務において、業務効率化を課題としていた。そこで、財務系基幹システムの刷新を検討し、ConSeek TMの採用を決めた。
ConSeek TMは、日鉄ソリューションズが25年以上にわたり培ってきた市場系取引&リスク管理システム構築のノウハウを基に開発したパッケージシステム。銀行向けに開発した機能をベースに、リース・事業法人向けに機能強化を施しており、金融商品の取引管理、キャッシュフロー生成、決済管理など、きめ細やかな管理を実現する。オリックスは、ConSeek TMの機能性やサポート体制に加え、日鉄ソリューションズのプロジェクト実行力や豊富な知見を持つエンジニアの存在を評価し、導入を決めた。
日鉄ソリューションズでは短期間での導入を実現するために、ConSeek TMの標準的な運用フローに沿い、新業務運用検討を主導し、スムーズな導入を支援した。
ConSeek TM導入で、オリックスは承認フローのシステム化、ペーパーレス化、手作業で行っていた事務作業のシステム化、EUC汎用帳票を活用した帳票作成の自動化を実現した。これらの効果により、業務効率の大幅な向上が見込まれる。さらに、SaaS化により、主要な制度改正への対応がバージョンアップによって実現するほか、システム運用保守の負荷削減にもつながった。