上智大学、契約書電子化で業務効率化へ、インフォマートのクラウドサービス導入

2024年11月24日10:10|ニュースCaseHUB.News編集部
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 上智大学は、教職員の雇用契約書のデジタル化による人事業務の効率化とDX推進を目的に、インフォマートが提供する「BtoBプラットフォーム 契約書」を導入した。11月22日、インフォマートが発表した。

 1913年創立の上智大学は、9学部29学科、10研究科26専攻(2024年時点)を擁する総合大学。これまで人事局では、教職員の雇用契約書を全て紙媒体で対応していた。そのため、契約書の作成、印刷、封入物の確認などに多大な労力を要していた。コロナ禍を機に学内ではシステム化に取り組んでおり、今回、契約書のデジタル化に着手した。

 上智大学は、複数のサービスを比較検討し、費用対効果の面で優位性があると判断し、BtoBプラットフォーム 契約書を採用した。「他サービスとの比較検討時に、費用対効果が一番出ることを見込んで、まずは雇用契約書のデジタル化からスタートする形で『BtoBプラットフォーム 契約書』の導入を決めました」と担当者はコメントしている。

 BtoBプラットフォーム 契約書は、企業間で交わされる契約をWeb上で締結できるクラウドサービス。契約の締結・管理をデジタル化し一元管理することで、従来の契約業務にかかっていた手間とコストを削減する。また、社内承認をWeb上で行うことができるワークフローシステムや、紙の契約書をデータ化し、アップロード登録ができる「自社保管」機能も搭載する。電子帳簿保存法にも対応し、バックオフィス業務の効率化やテレワークを可能にする。

 上智大学では、まず非常勤講師の雇用契約書から導入を開始した。「実際に、活用し始めると操作面がとても簡単な印象を持っています。非常勤講師の雇用契約書から導入をスタートしましたが、契約書のフォーマットを複数作成することも可能なため、今後は職員にも導入することで、活用の幅を広げて行きたいと考えています」と担当者はコメントしている。今後は、職員への導入も視野に入れ、活用範囲の拡大を検討していく。

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