SGI、フィールドサービス業務をデジタル化へ IFS Cloudで運営効率と安全性を両立

2025年7月25日13:32|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ソシエタ・ガスドッティ・イタリア(SGI)は、フィールドサービス業務のデジタル変革を目的に、IFSの「IFS Cloud」を採用した。7月25日、IFSジャパンが発表した。計画立案からサプライヤー調整までを一元管理し、業務の効率性やトレーサビリティ、リアルタイムの可視性を向上させる。これにより、エネルギーインフラの安全性と効率性を確保し、サービスの継続性と長期的な持続可能性を高める考えだ。

 SGIはイタリアの大手独立系天然ガス輸送事業者で、国内に1800キロメートルを超える高圧ガスパイプライン網を保有し、インフラの日々の安全性と効率性の確保を担っている。同社は、フィールドサービス管理プロセスをよりスマートで俊敏、かつ連携性の高いものにすることを目指し、今回のデジタル変革に至った。

 IFS Cloudは、計画立案、フィールドモビリティ、作業許可管理、サプライヤー調整のための高度な機能を含み、フィールド業務への統合されたアプローチを提供するプラットフォーム。規制コンプライアンスと業務継続性を確保しつつ、より近代的で効率的なサービスモデルの実現を支援する。

 今回の採用では、IFSグループの一員であるCopperleafの意思決定分析ソリューションとの統合が可能である点も評価された。この連携により、データに基づいたアプローチで投資の意思決定と日々の業務を結びつけることが可能となる。

 SGIはIFS Cloudの活用で、安全性、データ品質、持続可能性を重視しながら、業務の効率性、トレーサビリティ、リアルタイムの可視性を高める。これにより、サービスの継続性と長期的な持続可能性を向上させられると見込んでいる。

 SGIの最高執行責任者であるRaffaele Maiello氏は、「IFS Cloudの導入は、当社の業務をより効率的、透明性を高く、強靭にするための戦略的投資である。Copperleafのソリューションとの統合により、真のデータ駆動型アプローチを採用し、投資の意思決定と日々の業務を結びつけ、サービスの継続性と長期的な持続可能性を向上させることができる」と述べている。

 SGIは今後、IFS Cloudを堅牢で拡張性の高いプラットフォームとして活用し、将来の産業課題に対応するとともに、イタリアのエネルギーシステムにおける技術革新のリーディングカンパニーとしての地位を強化していく。

ニュースリリース


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