TREKKIE TRAX、rekordboxとDropboxで楽曲管理と制作連携を効率化

2025年7月24日23:34|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ダンスミュージックレーベルTREKKIE TRAXのアーティストであるSeimei氏とCarpainter氏は、楽曲管理と音楽制作のコラボレーション効率化を目的に、AlphaThetaのDJアプリケーション「rekordbox」のProfessionalプランおよび付帯するクラウドストレージ「Dropbox」を採用した。7月22日、Dropbox Japanが発表した。膨大な楽曲の効率的な管理や検索によりDJパフォーマンスの質が向上したほか、制作過程におけるフィードバックのやり取りも円滑になった。

 TREKKIE TRAXは2012年に活動を開始した日本のダンスミュージックレーベル。Seimei氏とCarpainter氏はレーベルを主宰するアーティストとして、国内外のイベントや音楽フェスティバルに出演する傍ら、楽曲制作も精力的に行っている。現代のDJは膨大なデジタル楽曲の中から瞬時に選曲するスキルが求められるため、効率的な楽曲管理が課題となっていた。

 両氏は以前からrekordboxを利用していたが、本格的な活用は、Carpainter氏がテンポを自動で合わせるSYNC機能を使っているのを見たSeimei氏が、その利便性の高さに気付いたことがきっかけとなった。これによりテンポ調整にかけていた時間を、選曲など他のクリエイティブな作業に集中できるようになった。

 キャリアを重ねるにつれ扱う楽曲が増え、感覚だけでの選曲に限界を感じていたSeimei氏は、プレイリスト機能を活用して事前に楽曲を整理している。一方、Carpainter氏は、以前のフォルダ管理では同じ楽曲を複数のイベントで使う際にデータを複製する必要があり、ストレージ容量を圧迫していたが、rekordboxでは1つの楽曲データを複数のプレイリストに登録できる点を評価している。また、移動中にスマートフォンアプリでプレイリストを作成し、その情報がPCと同期される利便性も高いと評価する。

 Seimei氏は2万曲以上のライブラリから瞬時に目的の曲を見つけるため、「レイブ」「ボーカル」といった雰囲気を示す独自のタグを付け検索機能を活用。また、高精度なキー解析機能により、これまで想定しなかったジャンルの楽曲同士を組み合わせるなど、新たな音楽的発見にもつながっている。

 rekordboxのProfessionalプランに付帯する5TBのDropboxストレージと各種機能も、制作活動を支える基盤となっている。両氏は特に、音源や映像の共同作業を支援するツール「Dropbox Replay」を高く評価している。

 Seimei氏は、複数人で行う長時間のDJセットの準備にDropbox Replayを活用。セットリストの音源を共有し、「この曲はここで使った方が良い」といった具体的なフィードバックを、メンバーがそれぞれのタイミングで時間やフレームを指定してコメントできるようになった。これにより、オンライン会議などでメンバーの時間を拘束することなく、セットリストの完成度を高めることができている。Seimei氏は、「Dropbox Replayでフィードバックをもらったセットは、良い出来になったと思っている」と語る。

 Carpainter氏は楽曲制作時のフィードバック収集にDropbox Replayを利用している。従来はメッセージアプリで秒数をテキストで伝えながらやり取りしていたが、Dropbox Replayでは1つの画面上で音源を確認しながらコメントの入力や返信が可能になり、作業が大幅に効率化された。Carpainter氏は、「フィードバックが簡単にできるようになったため、今まで諦めていた細かい部分についても意見を伝えるようになった」と効果を述べている。

ニュースリリース


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