ファイントゥデイがマスタ管理支援システムでマスタデータの入力を効率化

2025年4月14日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ファイントゥデイは、品目マスタデータ管理の効率化を目的に「品目マスタ管理支援システム」を採用した。4月10日、システムエグゼが発表した。

 ファイントゥデイは、2021年に資生堂からパーソナルケア事業を引き継ぎ、アジアを中心に事業を展開している。同社は、経営管理やサプライチェーンなどの情報をクラウドベースのERPシステムに統合し、グローバルで管理している。しかし、システム利用が成熟する中、品目マスタデータ管理の課題が顕在化し、改善が急務となっていた。

 課題解決のために、新たな品目マスタ管理支援システムの開発が進められた。既存のERPシステムを包括する形で構築し、スクラッチ開発が必要とされた。開発にあたり、システムエグゼのベトナムオフショアサービス「BotDev」が採用され、予算内で必要な体制を整えた。日本側には技術力があるブリッジSEが配置され、不安材料だった品質や納期への懸念が払拭された。

 プロジェクトでは、Oracle Cloudを活用したシステム構築が行われた。チャットツールによる情報共有などスピーディーな対応が実施され、開発工程はベトナム拠点で進められた。ファイントゥデイIT本部の大熊直樹氏は、「技術力の高さや迅速な判断が期待以上だった」と評価している。

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システムの構成イメージ

 新システム導入により、これまで画面遷移が必要だったマスタデータ入力が簡便化し、データ精度向上につながった。また全社的なシステムトラブルも減少し、独自認証システムによってユーザー数増加時のコスト増加も抑制される構造が実現した。ファイントゥデイは今後もDX推進を強化しつつ、保守サービスなどを通じてさらなる効率化を図る予定だ。

ニュースリリース


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