札幌ビューホテル 大通公園は、レストランスタッフの業務負担軽減と顧客サービス向上を目的に、USEN-ALMEXの配膳ロボット「Servi Plus」を導入した。7月1日、USEN-ALMEXが発表した。朝食会場の下膳業務に2台を導入し、スタッフの移動距離を半減させた。これにより創出された時間を接客サービスに充てることで、顧客満足度の向上を目指す。
同ホテルの朝食会場は毎日約300名から400名が利用し、ビュッフェ形式のため多くの食器が使用されることから、下膳とテーブルセッティングに時間を要していた。また、店舗の構造上、下膳スペースが厨房近くの奥まった場所に集約されており、スタッフは客席と厨房の長い距離を往復する必要があった。これらの課題を解決し、利用客のテーブル案内の待ち時間短縮とスタッフの業務負担軽減を図るため、トライアルを経てServi Plusの導入を決定した。
Servi Plusは、Bear Roboticsが開発したAI技術搭載の配膳ロボット。最大40kgの積載量で大容量の配膳・下膳に対応するほか、複数台が互いを認識しながら自律走行する「マルチロボット機能」により、混雑した空間でも安全かつスムーズな運用が可能だ。
導入後は、下膳専用で2台のServi Plusが稼働。店舗の中央に新たに従業員用の中間下膳スペースを設けることが可能になった。同ホテルのレストランマネージャーは、「スタッフの移動距離が半分になり、今まで以上に接客に注力することが可能となった」と効果を説明している。
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