ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)は、DXや働き方改革の推進度など数値化しづらい領域の経営課題を可視化する新サービス「経営カテゴリー診断」を事業者向けポータル「BIZSHIP」で提供開始した。2024年2月13日、日本IBMが発表した。
FFGは、日本IBMとの戦略的パートナーシップに基づき、法人と個人事業主の顧客のDXや働き方改革の推進度など、数値化しづらい領域の経営課題を可視化する新サービス「経営カテゴリー診断」を共創開発した。
経営カテゴリー診断は、FFGの事業者向けポータル「BIZSHIP」と、非財務領域の経営診断や課題解決サービス「ビジクル」を連携したサービス。福岡銀行のBIZSHIPを利用している法人と個人事業主の顧客に提供する。多様な経営課題を可視化する診断機能、最適なソリューションを提供する施策紹介機能、他社の成功事例を確認する事例紹介機能などを備えている。
BIZSHIPで提供している財務領域の経営課題解決を図る経営診断と、今回開発した非財務領域の経営カテゴリー診断を組み合わせることで、FFGの顧客の多様化する経営課題を可視化し、財務と非財務領域の両面から、顧客の事業成長へ向けたさまざまなサポートが可能になる。
日本IBMは、FFGと共に、経営カテゴリー診断の開発において、FFG傘下の金融機関の顧客へ魅力ある価値提供ができているかを、デモ画面などを用いて顧客や営業店行員へのヒアリングを通して検証し、サービスを高度化してきた。今後も当サービスの価値検証に加えて、両社の混成メンバーによるアジャイル開発などにより、BIZSHIPが提供するデジタル接点でのサービス向上を推進し、"デジタル"と"ヒューマン"を融合させた、地域金融機関の新たなビジネスモデルの創出を目指す。