千葉銀行、資産運用ツールに保険診断機能を追加 投資信託と一括提案で相談業務を高度化

2026年1月26日18:39|ニュースCaseHUB.News編集部
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 千葉銀行は、顧客の資産形成を支援するファイナンシャルプランニング(FP)ツール「おかねのバスケット」に保険シミュレーション機能を実装し、稼働を開始した。投資信託システムを提供するインテックが、キャピタル・アセット・プランニングのツールを組み込む形で機能を拡張した。1月26日、インテックが発表した。顧客のライフイベントに合わせて投資信託と保険をワンストップで提案できる体制を整え、コンサルティング機能の強化を図る。

 千葉銀行は2023年度からの中期経営計画において、銀行主導の商品提案から顧客中心のビジネスモデルへの進化を掲げている。最適なパーソナライズ提案の拡充や、ニーズを先回りした提案体制の構築を進める中で、業務フローや提案ツールの再設計が課題となっていた。おかねのバスケットはこれまで投資信託や預金のシミュレーションに活用してきたが、より広範な金融商品を横断的に提案するためには機能の拡充が必要だった。

 インテックは導入済みのFPツールを改修し、約定システムと保険販売支援アプリのデータ連携を実施した。これにより、保険商品の提案から保険会社への申し込み手続きまでをシームレスに行えるようになった。また、金融機関での実績が豊富なキャピタル・アセット・プランニングと共同開発したライフプランシミュレーション機能を実装。高度化する顧客の資産形成ニーズに対応し、資産の可視化から長期的なフォローまでを一貫して提供できる仕組みを構築した。

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「おかねのバスケット」への追加対応実装イメージ

 インテックの選定にあたっては、2023年から同ツールを提供してきた実績に加え、金融機関への豊富な導入経験に基づいた柔軟なカスタマイズ性や段階的な機能拡張への対応力が評価された。

 新機能の実装により、行員は投資信託と保険を組み合わせた最適な資産形成の提案が可能になる。顧客との対話の深化や的確な提案が期待できるほか、データの自動連携によって事務負担が軽減され、より質の高いコンサルティング業務に注力できる環境が整った。同行は、顧客満足度の向上と営業生産性の向上を同時に目指す。

 千葉銀行は、「インテックとの長年にわたる協業を通じて、投資信託と保険を一体的に提案できる仕組みを構築できたことは大変意義深い。同行が目指すお客さま中心のビジネスモデルへの進化を力強く後押しするものだ。今後も質の高いコンサルティング提供と業務効率化を共に追求していく」としている。

 インテックは今後も、証券やローンなど他の個人向け業務への展開を見据え、おかねのバスケットの機能拡充を段階的に進める方針だ。銀行業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、金融機関が抱える課題解決に取り組んでいく。

ニュースリリース