北陸銀行と北海道銀行、スマホアプリで新規口座開設サービスを開始

　ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行と北海道銀行は、スマートフォンアプリから新規口座開設手続きができるサービスを導入する。北陸銀行は2024年3月25日から、北海道銀行は2024年10月から提供を開始する。富士通が2024年3月22日に発表した。

　近年、銀行業界では、顧客の利便性向上と業務効率化が課題となっている。従来の口座開設手続きは、顧客が店舗に来店して書類に記入する必要があり、時間と手間がかかっていた。また、銀行側も、書類の確認や入力作業など、多くの業務が発生していた。

　今回導入するサービスは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア開発などを手がけるコードシップの顧客接点高度化ソリューション「CHORDSHIP（コードシップ）」を活用し開発された。顧客は、スマートフォンアプリを使いチャット形式で必要事項を入力するだけで、手続きを完了できる。

キャプション：スマートフォンアプリの画面にイメージ

　このサービス導入により、顧客は24時間365日、いつでもどこでも口座開設手続きが可能となる。また、入力したデータは銀行の基幹システムと連携するため、行員によるデータ登録作業が不要となり、業務効率化にもつながる。本人確認には、マイナンバーカードの認証システムと連携した自動認証機能も導入する。

　さらに、北陸銀行では、今回のサービス提供にあたり、行員が開発メンバーとして参加した。今後の機能改善や更新作業などは同行内で完結できるよう、内製化を支援している。両行は今後、アプリで手続きできる機能を順次拡充する。届出事項の変更、デビットカードの申し込み、投資信託口座の開設なども、アプリから行えるようにする予定だ。

ニュースリリースURL
https://pr.fujitsu.com/jp/news/updatesfj/2024/03/22.html