気象庁、富士通製スパコンで気象予測精度向上へ、防災情報強化とデータ共有環境構築

2024年9月9日08:25|ニュースリリース公開日 2024年2月21日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 気象庁は2024年3月5日、台風や集中豪雨などの予測精度向上と気象データ共有を目的とした新スーパーコンピュータ「PRIMERGY CX400 M7」を導入し、運用を開始した。富士通が、2024年2月21日に発表した。

 気象庁は「2030年に向けた数値予報技術開発重点計画」に基づき、豪雨防災における早期警戒、避難、台風防災における広域避難、数日先予測の高精度化などの強化を進めている。また、大容量化する気象情報、データの利活用促進に向け、従来の配信から共有への転換を目指している。

 そこで、高い性能かつ信頼性の富士通製「PRIMERGY CX400 M7」を採用する新システムを導入した。これにより、最新の研究成果や観測データ活用による防災情報強化と、気象情報、データを共有できる環境を構築し、民間事業者や研究機関による利活用促進を図る。

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気象庁導入の新スーパーコンピュータ「NAPS」

 新システム導入により、2023年3月に導入された「線状降水帯予測スーパーコンピュータ」と合わせて、更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力を実現し。各種予測精度の向上が見込まれる。また、新システムの一部に気象情報、データの共有環境を構築することで、従来の方式では提供できなかった大容量の気象データの共有が可能になる。

ニュースリリースURL
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2024/02/21.html