大和証券は2024年6月、顧客残高管理などのバックオフィス業務で新システムを稼働させた。大和総研とNECが開発した証券業務向けの新たな基幹系システムを採用した。
開発元の大和総研とNECによれば、新システムではプリケーションの実装単位を再定義し、各機能の役割を明確化した上でAPIを提供しているため、多様な環境から容易に接続できるようになった。個々の機能を部品のように利用して、ビジネスニーズに迅速に対応可能だという。
さらに、稼働環境を選ばないコンテナ技術を採用することで、システムリソースの柔軟な配分・管理と、ハイブリッドクラウドの活用を含めた高い可搬性を実現した。大和証券は、コンテナ基盤としてRed Hat OpenShiftを採用し、両Active構成の常時2面稼働(二つの系統を用意して常に同時に稼動させ、耐障害性を高めたシステム構成)とすることで、確実な業務継続を図る。
ニュースリリースURL
https://jpn.nec.com/press/202408/20240809_01.html