西京銀行、パブリッククラウドを活用した新基幹系システムの稼働を開始

2024年9月9日08:40|ニュースリリース公開日 2024年5月7日|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 西京銀行は、BIPROGYの提供するオープン勘定系システム「BankVision on Azure」を中核とした新基幹システムを5月6日から計画通り稼働開始した。5月7日、BIPROGYが発表した。

 西京銀行は、 従来のメインフレーム上で稼働する共同利用型勘定系システムから、パブリッククラウドを基盤とした独自性の高い開発自営型のオープン勘定系システムBankVisionに移行することで、顧客利便性の向上、事務業務の生産性向上、金融商品・サービス開発の効率化を図る。

 新システムではBankVisionに加え、次世代営業店システム「BANK_FIT-NE」、オープンAPI公開基盤「Resonatex」も同時に稼働を開始した。これにより、営業店における顧客手続きの負荷軽減、事務業務の削減による生産性向上、多様なサービスとのシームレスな接続を実現し、金融サービスの高度化、多様化を推進するプラットフォームを構築する。 

 BankVision on Azureは、2021年に国内で初めてパブリッククラウド上での稼働を実現したシステムで、セキュリティと拡張性を向上させながら、基盤更改のコスト抑制に貢献する。ミッションクリティカルな領域において安定稼働を実現しながら、最新技術にも対応し進化を続ける。また、顧客のITガバナンスを維持しながら長期的に利用できるよう、システム機能の提供だけでなく、導入、移行のプロジェクト運営、内製化に向けた人材育成、運用フェーズにおける安定的なサービス提供、制度改正対応などのサービスも提供する。 

 BIPROGYは今後、BankVisionと多様なチャネルとの接続を強化するためのAPIの拡充、BankVisionのセキュリティ対策の高度化、事業継続計画(BCP)におけるBankVisionの機能強化、法改正への対応などを推進していく。 

ニュースリリースURL
https://www.biprogy.com/pdf/news/nr_240507.pdf